断熱性が低い家って？
住宅における断熱性能とは、断熱材などを使い、室内・室外へと伝わる熱をできるだけ抑えること。断熱性能が高い家では居住空間の温度を保ちやすく、一年を通して快適に暮らすことができます。
断熱性が低い家のデメリット
断熱性能が低い家は快適さが失われるだけでなく、健康リスクや家計への影響など、さまざまなデメリットをもたらします。それぞれ具体的に見ていきましょう。
ヒートショックのリスクがある
ヒートショックは急激な気温の変化で血圧が乱れ、心筋梗塞や脳梗塞などの病気を引き起こしてしまう現象です。主に冬季、暖かいリビングから冷たく寒い浴室に移動することで発生するとされています。断熱性能が低い家は、暖房のある部屋とない部屋で10度以上の温度差があるケースも。住宅の断熱性能を高めることで、家中の温度差を縮め、ヒートショックのリスクを軽減することができます。
光熱費が高くなりやすい
＞＞参考コラム：注文住宅は断熱性の違いで室温や光熱費に差が出る！天童市の電気料金シミュレーションも
＞＞参考コラム：山形県天童市で一戸建ての維持費はどれぐらい？固定資産税からメンテ費まで徹底解説
健康寿命が縮まる恐れがある
健康寿命とは、健康的に長生きができる期間を指す言葉です。WHO「住宅と健康のガイドライン」によると、人が健康的に生きるために必要な住宅の条件のひとつとして、「冬は18度以上の室温が保たれていること」があります。
しかし2014年に行われたウェザーニューズ「冬の暖房事情調査」では、北海道を除く都府県のほとんどが起床時の室温が16度以下となっており、10度を下回る地域は珍しくないと判明。今でこそ健康寿命が延びている日本ですが、冬季に発生する死亡事故は後を絶たず、原因のひとつとして断熱性能が関わっていると考えられています。
参考元：WHO「住まいと健康に関するガイドライン」
参考元：ウェザーニューズ「冬の暖房事情調査」
しかし2014年に行われたウェザーニューズ「冬の暖房事情調査」では、北海道を除く都府県のほとんどが起床時の室温が16度以下となっており、10度を下回る地域は珍しくないと判明。今でこそ健康寿命が延びている日本ですが、冬季に発生する死亡事故は後を絶たず、原因のひとつとして断熱性能が関わっていると考えられています。
参考元：WHO「住まいと健康に関するガイドライン」
参考元：ウェザーニューズ「冬の暖房事情調査」
医療費がかさむというデータも
断熱性能が低いことによる健康被害は冬季だけでなく、夏場の熱中症リスクも懸念されます。健康寿命が縮まり、さらに年間を通して不調が現れやすいということは、治療費用がかさむ可能性が高いということ。
また、「医療費を考慮した経済的な住宅断熱性能」という論文でも、断熱性能が低い住宅ほどアレルギー疾患や心疾患、脳血管疾患の症状が現れやすく、医療費が増加する傾向にあることがわかっています。
参考元：論文「医療費を考慮した経済的な住宅断熱性能」
また、「医療費を考慮した経済的な住宅断熱性能」という論文でも、断熱性能が低い住宅ほどアレルギー疾患や心疾患、脳血管疾患の症状が現れやすく、医療費が増加する傾向にあることがわかっています。
参考元：論文「医療費を考慮した経済的な住宅断熱性能」
断熱性が高い家にするには？
断熱材
室内の気温変動は家の外皮と呼ばれる壁・床・天井から起こります。気温変動を防ぐには、断熱材が必須です。断熱材にもさまざまな種類があり、品質や厚み、施工方法の仕方でも断熱性能が左右されます。
窓
気密性
窓や壁の隙間を最小限までなくすことで高気密を実現し、断熱性能を高められます。いくら断熱性能を高めても、家がすきまだらけでは十分な効果を発揮できません。
SASAKI HOUSE × R+house天童でも気密性を重要視しており、国が定める省エネ基準を大きく上回る性能を標準仕様としています。
SASAKI HOUSE × R+house天童でも気密性を重要視しており、国が定める省エネ基準を大きく上回る性能を標準仕様としています。
換気
気密性を高めると通気性が悪くなります。そのため気密性を高めることと同時に、適切な換気計画を行わなければいけません。
＞＞参考コラム：【天童市】長期優良住宅の基準は？認定されるメリットや制度内容を徹底解説
＞＞参考コラム：【天童市】長期優良住宅の基準は？認定されるメリットや制度内容を徹底解説
天童市周辺の住宅に必要な断熱性能とは？
家の断熱性能は、地域の気候によっても必要とする基準が異なります。ここでは、天童市・東根市・寒河江市・河北町周辺の気候の特徴と、求められる断熱性能を解説しましょう。
天童市周辺の気候の特徴
参考元：天童市「第2章 本市の特性 I 自然的特性」
参考元：山形地方気象台「山形県の気候特性」
天童市周辺で求められる断熱性能
住宅の断熱性能は、性能の高さに応じて7段階の「断熱性能等級」が定められています。数字が大きいほど断熱性能が高く、最低基準はあるものの、どこまで高い等級に対応できるかは施工会社によって異なります。天童市周辺で必要な断熱性能は以下の通りです。
