注文住宅の間取りは大きく分けて2種類
住宅の間取りには「りんご型」と「ぶどう型」の2種類があります。住宅の間取りは時代とともに変化し、一般的な間取りとして使用されてきたぶどう型から、広々とした空間を実現できるりんご型へと変わりつつあるのです。ここでは、りんご型住宅とぶどう型住宅の特徴について解説していきましょう。
りんご型住宅
りんご型住宅は間仕切り壁をうまく利用して、大きな居住空間をつくるのが特徴。同じ床面積であっても、無駄な廊下を取り入れないことでより空間を広く感じられます。キッチンやリビング、ダイニングなどがひとつにまとまった部屋になっているため、開放的な空間を手に入れられます。
ぶどう型住宅
ぶどう型は空間を仕切って部屋をつくり、各部屋を廊下でつなげる間取りのこと。リビングや寝室、子ども部屋など用途によって部屋が分かれているのが、ぶどう型住宅の特徴です。各部屋が独立しているため、プライバシー性が高いのが魅力といえます。廊下が「枝」、各部屋が「実」、家そのものが「房」のようなイメージです。
注文住宅のおすすめの間取りは「りんご型」!そのメリットとは
近年トレンドとなっているりんご型の間取りには、さまざまなメリットがあります。どのようなメリットがあるのか解説していきましょう。
居住空間が広々とする
りんご型住宅は部屋を細かく仕切らないため、居住空間が広々とします。リビングの天井を吹き抜けにし、2階の部屋までもつながるような間取りにすると、より開放感が広がります。狭小地などの限られた土地でも広々とした空間を手に入れたいときは、りんご型の間取りを採用するのがおすすめです。
家族とのコミュニケーションが図りやすい
りんご型の間取りは、キッチンやリビング、ダイニングがひとつになった空間のため、家族とのコミュニケーションが図りやすいメリットもあります。家事や料理をしながらでも家族の存在を身近に感じられるのが、りんご型の魅力ともいえるでしょう。
空き部屋の心配がない
ぶどう型は各部屋が独立しているため、自分の部屋がほしい年代の子どもがいる家庭ではメリットもあるでしょう。しかし、将来子どもが大人になって家を離れるとき、空き部屋になる可能性があります。一方、りんご型の間取りは部屋を区切らず、スペースの一角を子ども部屋として利用できるため、子どもが独立した後でもその空間を無駄にすることはありません。ライフスタイルに合わせた空間づくりができるのも、りんご型の間取りの利点といえるでしょう。
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りんご型の間取りにするときの注意点
多くのメリットがあるりんご型の間取りですが、設計や施工時に注意すべき点があります。りんご型の間取りを取り入れる際の注意点について詳しく解説していきましょう。
高い住宅性能を取り入れる
りんご型の間取りは大きな居住空間を確保できる反面、断熱性や気密性などの住宅性能が低いデメリットがあります。断熱性や気密性が低い状態だと、部屋の温度や湿度を保つことができないため、夏は暑く冬は寒い家になってしまいます。快適かつ住み心地の良い家にするためには、高断熱・高気密のサッシや断熱材などを取り入れて、住宅性能を高めることが必要不可欠なのです。
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収納スペースの確保
部屋の広さを重視したあまり、収納スペースを確保できていなかった事例もあります。収納する場所が足りないと、結局リビングの端などに物を置くようになってしまうため、せっかくの広い空間が台無しになってしまいます。りんご型の間取りを採用する際は、「収納したいものがどれくらいあるのか」「何を収納したいのか」などを考え、収納スペースを確保することが大切です。また、物を出したりしまったりするシーンを思い浮かべながら、収納場所や動線を決めることも重要といえます。
天童市の地域区分
全国の全ての地域には、「省エネルギー基準地域区分」が設定されています。この地域区分は1~8に分類され、北海道などの寒い地域になると1や2、さらに南下していくと3~8と数字が大きくなるのです。
地域区分には住宅の断熱性能を示す「断熱等性能等級」が関係しており、地域区分によって省エネ基準が定められています。山形県の地域区分は3~4とエリアによって異なり、天童市の地域区分は4となります。地域区分4の断熱等性能等級は以下のとおりです。
地域区分には住宅の断熱性能を示す「断熱等性能等級」が関係しており、地域区分によって省エネ基準が定められています。山形県の地域区分は3~4とエリアによって異なり、天童市の地域区分は4となります。地域区分4の断熱等性能等級は以下のとおりです。